卒業研究 夏休みに向けて臨床福祉学演習 卒業研究について2006年7月12日 テーマ 「生きることをみつめて」 目的 現在、QOLの維持向上が福祉や医療の世界で取りざたされている。そのQOLの維持向上は人間の生活上、必ず訪れる死という問題に取り組まなければ、答えは出てこないと考える。死と生はどちらかに焦点を当てることで自ずともう一方も明らかになる表裏一体の関係にあると思う。 本研究では福祉、医療、宗教を死生学の切り口から考察したいと考えている。死という問題を中心に扱う宗教はそれぞれの動きを経て、ホスピスやビハーラといった活動を行っている。それらの成り立ちを把握し、宗教とQOLの関係を知って今後の課題や動向をも明らかにしたいと考えている。福祉・医療・宗教が人のQOLへ個別に働きかけるより、協働による働きかけが行われることになればよりよい生の可能性が広がりうると思う。よりよい生、QOLの維持向上のために死をみつめることを通して、生きることをみつめなおすことを目的とする。 研究方法 文献を中心に行う。 文献 ・ 『死をみつめる心』 岸本英夫著 ・ 『宗教学』 岸本英夫著 ・ 『夜と霧』 V.E.フランクル著 ・ 『それでも人生にイエスと言う』 V.E.フランクル著 ・ 『サイコオンコロジー入門 ~がん患者のQOLを高めるために~』 河野博臣・神代尚芳編著 ・ 『犠牲 わが息子・脳死の11日』 柳田邦男著 ・ 『元気が出るインフォームド・コンセント』 柳田邦男著 ・ 『生と死の教育』 アルフォンス・デーケン著 ・ 『ケアを問いなおす』 広井良典著 ・ 『死生観を問いなおす』 広井良典著 ・ 『弱さにふれる教育』 水野治太郎著 ・ 『ケアの思想と対人援助 終末期医療と福祉の現場から』 村田久行著 ・ 『さまよう死生還 宗教の力』 久保田展弘著 ・ 『いのちを深く考える 医療と宗教から見た死生観』 日本ルーテル神学大学教職神学セミナー編 ・ 『天理教社会福祉の理論と展開』 金子昭+天理教社会福祉研究プロジェクト編 ・ 『梅原猛の「歎異抄」入門』 梅原猛著 ・ 『宗教福祉論』 長谷川匡俊著 ・ 『スピリチュアルケアを語る ホスピス、ビハーラの臨床から』 谷山洋三、伊藤高章、窪寺俊之著 ・ 『社会福祉と日本の宗教思想』 吉田久一著 ・ 『宗教と社会福祉の思想』 三宅敬誠著 ジャンル別一覧
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